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Glossary

CSRD (しーえすあーるでぃー)

EU規制 ESG開示 サステナビリティ報告 サプライチェーン 投資家対応

一般的な意味

CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive、企業サステナビリティ報告指令)とは、EUが導入した非財務情報(環境・社会・ガバナンス)の開示を義務化する指令。従来のNFRD(非財務情報開示指令)を拡張し、対象企業数を大幅に増やした制度として2022年に採択された。当初は従業員1000人超の企業などが対象だったが、2025年に採択された「オムニバス簡素化パッケージ」により対象企業の範囲が大幅に縮小され、開示項目も削減された。具体的な適用基準・スケジュールは改訂後の指令テキストで確認が必要な段階にある。

bioeconomy.jpでの読み方

CSRDの実務上の核心は、ESRS(European Sustainability Reporting Standards、欧州サステナビリティ報告基準)という詳細な開示基準に沿って、自社だけでなくサプライチェーン上流・下流の情報も含めて報告する必要がある点。ただし2025年のオムニバス簡素化で対象範囲・開示項目が縮小されたため、『CSRDは非常に広範な企業が対象になる』という当初の説明のまま理解していると、実際の自社の義務を見誤る。政策決定の当初設計と、その後の簡素化・後退の両方を分けて確認する必要がある。

具体例

EUに子会社を持つ日本の素材メーカーは、まず自社が縮小後の適用対象に含まれるかどうかを、2025年のオムニバス簡素化後の最新の適用基準に沿って確認する必要がある。対象に含まれる場合は、原料の調達先や製品の使用・廃棄段階までを含めたサプライチェーン全体の環境データを、ESRSの基準に沿って開示する体制を整える。